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2017.09.18

人と他の動物の聴覚的違い①

今回は「人と他の動物の聴覚的違い①」です。

よく動物、昆虫などの種類によって見えている色は違うって言いますよね。

たとえば人は赤、青、緑の光の三原色しか見ることはできませんが光キラキラの三原色の中には紫外線や赤外線もあります。

人が見ることが出来るものを「可視光線」と言います。

昆虫は紫外線も見ることができます。紫外線が見えると花を見つけやすくなります。

また花のほうもそれを理解しているのか蜜の場所を、チョウや昆虫に知らせて、花粉を運んでもらえるように、紫外線が上手に利用しているようです。

同じように動物、昆虫などの種類によって聴こえている音も違います。

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人が聴こえる周波数は20~20000Hz(ヘルツ)くらいです。

ただしこれは年齢によって異なり、高齢になると10000Hz以上の音がだんだんと聞こえにくくなります。

大体ピアノが出す周波数帯が27.5Hz~4186Hzと言えば大体の音の感覚はわかると思います。

※人が聴こえる周波数帯に関しては以前やったかと思いますのでそちらを参考にしてください。

動物や昆虫も人と同じように音は聴こえますが、聴こえている音の範囲が違います。

おそらく私たちが普段聞いている音も動物や昆虫たちからすると違う音が聞こえているのかも

しれません。

私たちの身近にいる。彼らは60Hz~65000Hzの音が聞こえます。

人と比べるとピアノの低い音は聴こえてないのがわかります。逆に私たちが聴こえない高い音程が認識できます。

では比較的高い周波数が聴こえる動物ってなんでしょう?

超音波が聴こえる動物は当然高い音まで聴こえそうですね。

「コウモリ」でしょうか?

「コウモリ」もかなり高いです。1000Hz~120000Hzですから。

1000Hzはどれくらいの音程かというと、人が出せる音の一番高い音が通常1100Hzです。

つまりコウモリはソプラノ歌手が歌うくらいの音程からしか認識していないということになります。

私たちが集団でがやがや話していてもコウモリには聴こえていないってことですね。


一番高い動物を調べるのはとても大変です。なぜかというと人の聴力検査を参考にするとわかりますが、人が聴こえているかどうかは手を上げて聴こえるか確認できますが、当然動物はそんなことはしてくれません。

脳波など特殊な実験で裏づけしていかなくてはいけないので標本がそれほど集まらないのです。

僕が調べたところでは動物の中では「イルカ」が一番高いようですね。

150Hz~150000Hzです。

ただ150000Hzがどのような音なのかは説明できません。

・・・・聴こえませんから・・・・

※ちなみに昆虫もあわせると「」の中に1000Hz~240000Hzの聴覚を持ったものがいるようです。


他の動物もいってみましょう。

猫の次にメジャーな動物、犬

彼らは65Hz~50000Hzの音が聞こえます。

とかなり近いですね。

猫と犬はピアノの一番低い音は聞き取れないということになります。

※ただ人も加齢により50~60台でピアノの一番低い音は聞き取れないといわれますが実際は聞こえます。

これは低い音以外の倍音や叩いている打撃音自体は聞こえているからです。

次は「カエル

50Hz~10000HZ

イナゴ

100Hz~15000Hz

ここらは私たちが聞こえる音程の幅の中なのでわかりやすいですよね。

「ウサギ」360Hz~42000Hz

「豚」45Hz~40500Hz

「ハツカネズミ」2300Hz~70000Hz

「シロナガスクジラ」5Hz~12000Hz

「象」16Hz~12000Hz

「金魚」20Hz~2000Hz


いかがでしたでしょうか?

次回は「人と他の動物の聴覚的違い②」です。

今度は人と他の動物の発声できる周波数を見ていきたいと思います。

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